懐かしきを訪ねて・・・
河北町には、様々な施設があります。その中の一つに、お蔵を改造した展示場が最近出来ました。
そこでは、懐かしの古民具も展示されており、(結構すごいものが展示されてあったりする、本格的処)
子供~働き盛り時代をこの道具と共にすごして来た利用者さんにとっては、全てが懐かしいものばかり!もう、話が止まらず止まらず
話も出れば、手も出る!更には、道具の使用方法を実演入りで説明も出てくる!(うちらは、ちょっとはらはらものでした。なにせ、展示物なので・・)
普段あまり話をしない方も、この場では「この道具、懐かしいちゃぁ~~・・」と、手にとって「うんうん」と頷き嬉しそうな顔をしていました。昔、大工や土木関係の仕事をしていた方も、「この道具でよ・・・」と誇らしげに話す姿も、凛々しかったです
でも、皆さんと話していたのは、今は全てが便利な時代。いかに楽に作業をすすめるかで機械化が進んでいる。でも、昔は人と道具が一体となって仕事をし、手間隙かけることも大事な事だと言っていた。なぜ、この「素敵な時間」をなくすのだろうねぇとぼそっと言ってました。
確かに・・・
人の想いが入るのは、このゆっくりとした作業の時間の間に様々な祈りや想いが込められていくもの。人の魂はそこに宿るともいいます。お守りかのように。そうゆうものが、何十年も大切に使われる事に繋がっていくのかも。
今は、使い捨ての時代。物は、物でしか、ありません。「もったいない」「感謝」の心まで捨てられています。
私たちは、見直していかなければならない時代にきているのです。
まだ、先人達の偉業がなくなって行く今、私たちは足を止めて考える時期に来ているのかもしれません。先人達が、何を語り継ぎ、残していきたかったのかを・・・
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