東日本大震災の傷跡
今日の日記は、いつもの青空の内容ではないですが、私個人の報告書になります。あしからず。
26日、東日本大震災の被災地の一つ、石巻にボランティア活動で行ってきました。
今回は、「国境なき奉仕団」の高齢者ケアの一員として参加。
震災から2週間の被災地、どうなっているのか、行く前の私には想像もつかなかったのですが、
現地にいって、その想像をはるかに超えた現実に、言葉を失ってしまいました。。。
テレビでは見ていたものの、実際現場に立って見てみると、被災者の方が口をそろえて言っていた言葉がリアルにわかってきました。これは「地獄絵」そのものだと。
今回私たちは避難所での芋煮の炊き出しと、子供やお年寄りの話し相手ということで入ったのですが、正直、どう言葉をかけていいのかわからず、被災者の方の口から発する悲しい事実を、ただ聞くことしか、その事が、私の最大限の出来ることでした。
ライフラインがまた復旧されていない、寒い学校での避難生活。「ありがとう」と、その単語を多く聞くとはおもいませんでした。笑顔もちらほら見え、子供たちは大きな笑い声をあげて遊んでいました。
あれから2週間・・・・。
傷跡は、今もしっかり目に見えるところ、そして目に見えない深いところを、大きくえぐっていたのです。
帰る家がない、待っている人がいない・・・・
ただ、黙って聞くことした出来ない私の、この無力感。思わず「何も出来なくて、聞くことしか出来なくてごめんなさい」と、何度も私の口から出ました。
早くその傷が少しでも癒えることを・・・。未来のことを、一日でも早く光のある方へ希望を見いだせれることを・・・。
青空の利用者さんや職員、そして支援物資提供者やボランティアのメンバーが書いたメッセージをお渡ししました。
黒い文字で「~~を探しています」の文字の中に、明らかに見えるカラーの文字。
少しでも、山形から「一人じゃないよ」「一緒に歩もう」の気持ちを被災者の心に届けられたらと、願っています。
共に歩みましょう・・・・
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