千の風になって
今、「千の風になって」がいろんなところで、感動を与えてくれています。もちろん、私たちのつどいの家でも、この歌が、利用者さんの歌声を通して、聞こえてきます。
私たちのところでも、この歌から、人の心の優しさを見れた、とある風景がありました。
限られている人の命。私たちのところでも、利用者さんが天国に向かうこともあります。
同じ曜日の利用者さんは、その真実を悟ってか、ひっそりと空くそのいつもの場所を眺め、こんな会話をしていたのを、私は聞いていました。
「なぁ。あの方は、今も尚、あの場所に座って、うちらを見守っているんだよなぁ。天国からでも、どこからでも。「千の風」になってって、今よく言ってるしな。近くにいるんだべ。」
『お~い、○○さんや、聞こえるか!今、あんたに歌聞かせるから、よっくど、聞いどけぇ』
そして、あの方が好きだった歌を、歌っていました。。。。
あまりにも、優しい光景に、私は、心が震えました。
私は「死」とは悲しいものと思っていました。別れることは辛いことだと感じていました。でも、その光景を見て、別れることは、寂しいけど、でも、近くにいるんだ。心が覚えているんだと思うと、悲しいものではないのかもと、思いが変わるようになりました。
利用者さんと一緒にすごす時間は、私にとってかけがえのない「宝物」です。幸せさえ、感じます。
もっと皆さんと、いろんなことを分かち合っていきたいです。。。。
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