「休み・・・?」
青空のところには、いろんな症状の利用者さんがくる。
その内の一人に、言葉もしゃべれない、意思疎通も出来ない、介助無しでは歩けない、ほとんどを寝て過ごす方がいる。
今日、その方が窓一面に貼られた写真を、ただぼんやりとみていた。そして、急に近くにあった紙に、震える大きな手で、小さな文字をぽつんと書いた。
「休み・・・?」
ん?どうゆうことなんだろう?自分からあえて文字で何かを伝える事ができるなんて・・
そして、ふと目の前の写真にその利用者さんが写っていないことに気がついた。
あ、、、そうゆうことだったんだ。。。。
この利用者さんは、自分が写っていないから、自分が休みのときにとった写真を貼ったんだと思ったのだろう。。
なんか、それを感じたとき、胸が痛かった。
明らかに、利用者さんは、寂しがっていた。自分がそこに居ない事を・・
この利用者さんは、体では反応することはできないけど、敏感に心では常に何かを感じ取っている。喜怒哀楽の全てを。だが、それが行動と言葉で相手にまっすぐに伝えることができない。そのもどかしさと常に背中合わせに生きている。それでも尚、生きようとしている。
そっか・・・・ 介護って、そうゆうことなのか、、、、
みんなに教えられてばかりだ。
今度、この利用者さんと新しいところから向き合ってみよう。
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